読書ほど手軽で学びが多いものは他にはありません。
「読書は素晴らしい趣味」「知識を増やすためには読書が必要」と言われることが多いですが、実際には「読書が苦手」「本を読むとすぐに眠くなる」という方も多いでしょう。
特に大人になってから「読書嫌い」を自覚した方にとって、本を楽しむのはもっと難しいかもしれません。しかし、読書嫌いを克服して、無理なく楽しむことができれば、新しい発見や自己成長の機会が増え、生活も豊かになることでしょう。
知識は誰にも奪われることのない財産です。ぜひ、この機会に読書に触れてみてください。
この記事では、読書が苦手な大人に向けて、読書を楽しむための方法や、読書が有意義になる方法について解説します。
- 読書嫌いの原因
- 読書嫌いの克服法
- 読書のメリット
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読書が苦手な理由は人それぞれです。自分が読書に苦手意識を持つ原因を理解することで、その問題を少しずつ解消していくことができます。以下、よくある読書嫌いの理由をいくつか挙げて、それぞれの対処法も合わせてご紹介します。
- 長時間集中するのが苦手
- 内容が難しくて挫折する
- 視覚的な負担や物理的な不便
読書嫌いの原因①長時間集中するのが苦手
仕事や日常生活の中で、読書にじっくりと向き合うのは難しいと感じる方が多いです。 長時間の集中が苦手であることも、読書嫌いの一因となります。
「一度に長時間読まず」がポイントです。例えば、1日10分だけ本を開いてみる、特定の通勤や昼休みなど隙間を利用して数ページ読むような方法で、負担を減らしてみましょう。
読書嫌いの原因②内容が難しくて挫折する
読書を始めても、専門用語が多く、内容が複雑な本だとすぐに挫折してしまいます。 特にビジネス書や自己啓発書など、難しいテーマに挑戦しようとすると、内容についていけないと感じることもあります。
この場合は、自分にとってわかりやすく興味があるジャンルから読み始めることが効果的です。
読書嫌いの原因③視覚的な負担や物理的な不便
疲れや、長時間本を持つことによる肩こりなど、物理的な理由で読書が苦痛になるケースもあります。スマートフォンやタブレットで電子書籍を購読すれば好きなフォントサイズに変更でき読みやすくなります。
また、オーディブルなど本の朗読をしてくれるサービスがあるので、耳で聞くことで負担を軽減できます。
読書嫌いな大人が読書を好きになる方法10選
読書嫌いを克服するための方法はいくつかありますが、ポイントは「無理なく、自分に合った方法を見つける」ことです。以下、読書嫌いを少しずつ克服していくための具体的な方法をご紹介します。
- 自分の興味があるジャンルから始める
- 短時間・短い本から始める
- オーディオブックや電子書籍を活用する
- 読む場所と時間を整える
- 興味がわかないときは無理に読み続けない
- 読書ノートや読書メモをつける
- 読書会や友人と感想をシェアする
- 視覚や香りでリラックスできる環境を作る
- 読んだ後の「ご褒美」を設定する
- 本を「読む」のではなく「楽しむ」と考える
自分の興味があるジャンルから始める
読書を楽しむためには、自分が本当に興味を持って内容を選ぶことが大切です。 例えば、映画やドラマの原作、好きな芸能人やスポーツ選手の自伝、歴史が好きなら歴史エッセイなど、「興味のあるもの」 「テーマ」から選ぶと良いでしょう。 興味のあるジャンルなら、読み進めていくのに負担が少なくすみます。
映画やドラマの原作、小説よりもエッセイやマンガが好きな方は、そのジャンルから始めることで、抵抗がなくなります。また、自己啓発や心理学など、自分にとって有益な知識を得られる内容であれば、読み終えた後の満足感も大きくなるでしょう。
短時間・短い本から始める
いきなり長い本や難しい本に挑戦すると、集中力が続くかず途中で挫折しそうになります。 まずは短編集やエッセイ、または1回の読書時間を10分程度に始めて始めてみましょう。 「1日5ページだけ読む」のような小さな目標を立てることで、無理なく習慣になります。
電車で移動中だけ読む、トイレにこもる際だけ読むなど、短時間を利用すると集中しやすいです。
オーディオブックや電子書籍を活用する
読書が苦手な原因が「目の疲れ」や「紙の本を持つこと」なら、オーディオブックや電子書籍も効果的です。オーディオブックであれば、通勤時間や家事をしながらでも読書が楽しめます。
電子書籍は文字数やフォントを自分の好みに合わせて調整でき、夜間モードで照明の調整もできるのでおすすめです。
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》Kindle Unlimited 公式サイト読む場所と時間を整える
毎日決まった時間や場所で本を開くと、読書が習慣になりやすくなります。 例えば、朝のコーヒーを飲む時間や夜寝る前のリラックスタイムに数ページだけ読むようなルーティンに組み込むのが良い方法です。リラックスできるカフェや公園など、好きな場所を見つけるのも読書が楽しみになるコツです。
読書に集中するための環境は大切です。 静かでリラックスできる場所を選び、心地よい椅子や適度な照明を整えると、読書が楽しくなります。 また、香りや音楽を取り入れて、自分だけの「読書時間」 を特別なひとときにする工夫も良いでしょう。
読書の環境を整えるためのグッズをまとめているので、あわせてお読みください。
>>【厳選】読書がもっと楽しくなる!おすすめの読書グッズ12選
興味がわかないときは無理に読み続けない
「最後まで考えなければいけない」と思うと、読むのが義務になり負担を感じてしまいます。別の本に切り替えても構いません。 読書は楽しむためのものですので、自分が「読みたい」と思う本を選ぶことが大切です。
小説であればオチまで読みたいものですが、ビジネス書や自己啓発本などは見出しで自分の知りたいところだけ読むのも全然ありです。
私は3冊、同時進行していたこともあります。
読書ノートや読書メモをつける
この本を読んだ際、面白かったと思った部分の印象に残った言葉、学びを得たことを簡単にメモする習慣をつけると、読書の楽しさが増します。
後から振り返る楽しみも生まれます。 スマートフォンのメモアプリを活用したり、お気に入りのノートを用意したりすると、さらに楽しく続けられます。
ノートをつけていくと「1か月で1冊読む」「1日5ページ読む」などの小さな目標を立てて、進捗を楽しみながら読み続けることができます。このように、読書を楽しむ動機付けをするのもおすすめです。
また、メモする(アウトプットする)ことで、頭の整理になり、よりインプットの精度が上がります。
つまり、より記憶に残りやすくなります。
読書会や友人と感想をシェアする
読書をひとりの作業にしないで、友人や家族と感想を共有するのも読書の楽しみ方です。同じ本を読み進めている仲間がいると、感想を交換することで新たな発見や気づきが得られます。また、オンラインの読書コミュニティやSNSのレビューを活用することで、他の人の視点を知り、より深く理解できるようになります。
友人や家族と感想を語り合うことで、読書体験がより楽しいものになります。この本を読み進めながら意見を交換することで、読書を「共有する楽しさ」も感じられます。
また、人に話す行為はアウトプットにつながり、上記したメモすると同じ効果(インプットの精度が上がる)が期待できます。
視覚に頼らず聴くという選択肢
読むことはなくなりますが、Amazonが提供しているオーディブルというサービスを使えば本を自動的に朗読してくれるので、利便性が高まります。
イヤホンさえあればどこでも楽しめるという点では読書嫌いな人に最もおすすめと言えます。
》オーディブル公式サイト読んだ後の「ご褒美」を設定する
読書に対する楽しみや達成感を高めるために、何か自分への「ご褒美」を設定するのも良い方法です。 「チョコレートを食べる」など、自分にとっての小さな楽しみを作り、モチベーションを維持してみてください。
本を「読む」のではなく「楽しむ」と考える
最後に、読書を義務感や学習と捉えることなく、「楽しむもの」と考えることが大切です。 読書は自分のペースで、自分の好きなように進めて良いものです。 「読まなければいけない」「頑張らないといけない」と考えず、「何か一つでも心に響く言葉が見つかれば良い」という気持ちで気楽に取り組んで、自然と読書を楽しむ心の余裕が生まれます。
では読書で得られるメリットを見ていきましょう。
読書のメリット
読書を楽しむようになると、生活や考え方にもポジティブな変化が現れます。ここでは、読書が楽しめる主なメリットをご紹介します。
- 知識と教養が身につく
- 想像力と共感力が養われる
- リラックス効果が得られる
- 自己表現力が向上する
知識と教養が身につく
特に、専門書や歴史書、ノンフィクションなどは、現実生活に役立つ情報が得られることが多く、仕事や人間関係に良い影響を与えてくれます。また、読書中で得た知識は、日常の会話や仕事のシーンでの引き出しとしても役立ちます。
想像力と共感力が養われる
小説や物語を読むことで、異なる視点から物事を認識する力が養われます。これにより、日常生活でも他人の感情をわかりやすくなり、人間関係の改善にもつながります。
リラックス効果が得られる
意外とリラックスできないかもしれませんが、読書には効果があります。 英国サセックス大学の研究によると、読書をすることで心拍数や筋肉の緊張が緩和され、ストレスが68%も軽減されるとされています。仕事や日々のストレスにも、読書は優れた手段と言えます。
自己表現力が向上する
特にビジネスシーンや対人関係において、自分の言いたいことを的確に表現できることは大きな武器になります。
間違いなく言葉の幅が広がります。
私も話す仕事ですが、言い淀むことがほぼありません。
まとめ:少しずつ読んでみてはいかがでしょうか
読書嫌いな大人が本を楽しむためには、無理せず少しずつ取り組むことが大切です。 読書のスタイルやペースを自分に合ったものに変えていくことで、負担を減らしながら本の魅力に触れることができます。
忙しい日々の中でも、1ページからでもいいので本を開いて習慣にしてみましょう。
最後に読書嫌いの方でも読みやすい本を5つ挙げていますので、参考にしてください。
読書嫌いでも読みやすい本5冊
読書が苦手でも大人でも読みやすく、楽しみやすい本を5冊ご紹介します。どれも「簡単に読めて、実用性の高い内容」という観点から選びました。興味があって、気分に合わせてぜひ手に取ってみてください!
『嫌われる勇気』岸見一郎、古賀史健
この本は「アドラーの心理学」をわかりやすく解説し、自分の生き方を考えるきっかけを与えてくれる一冊です。対話形式で書かれている心理学のため、心理学入門書としても読みやすく、難しい理論に対して抵抗感が薄れます。自己啓発や人間関係に関心がある方に特におすすめです。
人間関係に悩みの多い方には気づきの多い本です。
『夢をかなえるゾウ』水野敬也
関西弁を話す「ガネーシャ」という象の神様が、主人公に人生のアドバイスを与えてくれます。冷静な物語形式の自己啓発書です。ですので、気軽に楽しみながら学べます。自己成長に興味がある方にぴったりです。
ガネーシャがなぜか関西弁なのが笑えます。
『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
京都を舞台にした不思議な恋愛小説で、大学生の「先輩」が「黒髪の乙女」に片思いをする物語です。恋愛小説が苦手な方でも、独特の雰囲気に引き込まれやすい作品です。
森見先生は京都を舞台にすることが多く、独特の世界観を作り出しています。
独特なのに何故か読みやすい、思わずのめり込んでしまう作品です。
アニメ化している作品も手がけています。
『死ぬこと以外かすり傷』輪厚介
出版社「幻冬舎」の編集者として数々のヒット作を描いてきた箕輪厚介氏が、自らの生き方や仕事観について語る本です。 スピード感のある文章と、現代の働き方への鋭い視点が印象的で、ビジネスに興味がある方や新しい働き方をしている方におすすめです。 短編エピソードの積み重ねで読みやすく、刺激を受けやすい内容となっています。
ビジネス界でこの本のタイトルを口にする人は多くいらっしゃいます。
『すごい心理学』内藤誼人
日常生活で使える心理学テクニックをわかりやすく解説した本です。 心理学知識がなくてもスムーズに読める内容で、ビジネスや人間関係に応用できるアドバイスが豊富に含まれています。情報が多く、飽きずに読み進められるため、「ちょっとした学びが欲しい」という方に適しています。
以上の5冊は、どれも難解な理論や複雑な構成ではなく、検討性や実用性が高い作品です。 読書が苦手な方でも手軽に楽しめる内容ですので、興味のあるものからぜひお読みくださいみてください!
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まず、読書を楽しみたいのであればジャンルから決めてみてください。